第2回みつか坊主店主と雑談【2023開催レポート】

「講師の話を聞く」セミナーから「講師と話す」セミナーとしてスタートしている、豊中ビジネスアップキャンプ(豊中ビーキャン)。

参加者と講師が、ビジネスや身近な課題について「壁打ち」をしています。

みつか坊主・齋藤さんと雑談

第二回の講師は、蛍池駅の味噌ラーメン専門店「みつか坊主」店主の齋藤光典さん。2022年10月には、完全セルフのうどん店「うどんど」をオープンしています。

齋藤さんのご提案で、今回は冒頭から雑談タイムに。講師を囲み、参加者もざっくばらんに関心事や課題を話しました。

みつか坊主は創業から16年。

自分の好きな味噌ラーメンの店を大阪に作りたい、と考えた齋藤さんは、はじめは北海道の味噌ラーメン店へ「大阪に店を出さないか」と提案。なかなか話が進まないことから、独学でラーメンを学び、みつか坊主を作りました。

今は「学生と街」など、既存の『パーツ』を組み合わせることをしている、と話す斎藤さん。

「大きな会社やチカラがあれば、雑談はなくてもいい。小さい会社こそ、雑談は大事」と、人とリアルで繋がることが「インフラ」になっていくのかもしれない、と話します。

参加者から「気持ちが乗らないときはどうしているのか?」と聞かれると「やらない。誰かと会ってエネルギーをもらうこともあると」と、斎藤さんらしい答えも出ました。

去年からオープンしているうどん店「うどんど」は、お客さんが自分でうどんを作って食べる、オールセルフの店。あえて、券売機も設置していません。

最近増えている「24時間無料の販売所」にも触れながら「大手と個人店との違い」についても、解説してくれました。

「めちゃくちゃ儲かることはないかもしれないけれど、新しい商売の道にはなると思う」と、斎藤さん。

「飲食店に限らず、チェーン店などの大手の基準で値段やサービスを考えるのでなく、個人店ならではの強みを生かすことが重要。大手企業だからこその大変さもあるはず。『儲け』って、お金のことなのか人のことなのか、自分にとっての『良い』を考えたらいい」という言葉も、印象に残りました。

齋藤さんの多様な視点に、参加者がそれぞれ共感する楽しい時間でした。ありがとうございました。