とよなかビジネスアップキャンプもいよいよ最終章へ突入です。
9回目は計画編。豊中商工会議所の吉田哲平さんに「『何を書く?何から始める?』はじめての事業計画」をテーマに、事業計画を立てる前に考えておくべきことを解説していただきました。
事業計画前夜-ネタ出しをしてみよう!
事業計画書は、資金調達や補助金申請時に提出を求められますが、今回は「自分の頭の中にある事業のネタを見える化する!」を目的にした内容。ゴールは、あなたの中からしか出てこないことを言葉や数字に表すことです。
参加者は「旅行計画を立てるように」9項目を書き出していきました。(文末に項目をまとめています)

準備は2つ。「何をするのか(What)」と「なぜするのか(Why)」の確認です。経営の理念やビジョンに通じる部分で「この2つこそ、あなたにしか書けないこと。これまでの体験も交えながら、できるだけ具体的に書き出していくことが大切」と吉田さん。
9項目は、何を書くのかはもちろん、なぜこの項目が必要なのかを吉田さんが解説してくださり、参加者も、あまり迷うことなく書き進めることができたようです。
さらに、書いたネタについてグループでシェアする時間も設けられました。「頭で考える」→「書き出す」→「自分の目で見る」→「発言する」→「感想を聞く」というワークは、事業計画のブラッシュアップに繋がることを感じられる内容でした。

「ネタ出しをすることができていれば大丈夫」と吉田さん。
「キーワードは『我が事かどうか』です。事業計画書は、一人で作らなくてもいい。けれど、自分が理解できて、熱量を持って人に説明できることが重要」と、参加者へエールを送ってくださいました。
<事業計画のためのネタ出しの項目>
- どこへ行く?(How in the future)-ビジネスで成し遂げたいこと
- 誰が?誰と?誰に?(Who)
- どこで?(Where)
- いつ?(When)
- いくらかかる?(How much その1)
- いくらで売る?(How much その2)
- どのように?(How)
- 市場環境(Market)
- 課題の洗い出し
次回はいよいよ旅立ち編です!