1,000社以上の個人・小規模事業者の支援を行ってきた豊中商工会議所職員の吉田哲平さんによる「資金調達に成功した小さな会社・個人事業主・創業予定者がやっていること」セミナー(8/21開催)。参加申し込みは20名を超え「資金調達」への関心の高さをうかがい知ることができました。
「融資」「クラウドファンディング」「補助金」の解説も、講師・吉田さんならではのわかりやすい内容で、すでに事業を行っている人も創業予定の人も、ご自身の事業プランと照らし合わせながら考える機会となったようです。
事業プランを主体的に練るだけでなく、融資側の立場をイメージすることが、資金調達に成功するポイント

「商工会議所を壁当てのように使ってほしい」と、専門家の客観的な視点を取り入れることが資金調達や事業拡大・経営の安定に繋がる近道だという吉田さんの話に、参加者も大きくうなずいていました。
クラウドファンディングや補助金についても、特長・メリット・注意点を教えていただきました。事業を成功に導くための「資金調達」を検討するポイントが、明確になったのではないでしょうか。
「融資は受けるべきか、受けないほうがいいのか」「金融機関との付き合い方は?」など経営者が知っておきたい話や、日本政策金融公庫の担当の方が融資の案内をしてくださるなど、時間ギリギリまで盛りだくさんの内容でした。
「時間を買う」という考え方もあると吉田さん

投資が利益を生む環境を整えるという視点も、経営者には必要です。さまざまな場面で決定を求められる経営者だからこそ、客観的な視点を持つ機関との信頼関係を作っておくことも大切ですね。
次回は、日々のお金の管理について税理士先生に学びます。